今回は、放送大学の自然と環境コースの導入科目である、『入門微分積分』について書いていこうと思います。
『入門微分積分』の概要
公式サイトから科目概要を引っ張ってきました。
科目の概要の調べ方はこちらを参考にしてください。
https://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H30/kyouyou/C/shizen/1760041.html#syllabus
微分積分学が自然科学・工学の発展において中心的な役割を果たしていることは言うまでも無い。ある量の変化に伴って、他の量の値も変化する関数の関係はどの分野においても重要である。二つの変量の間に関数の関係があれば、それらの変化量の割合を記述するものとして、導関数を考える。一般に導関数を求めることを微分するという。その逆演算として積分がある。積分法を理解するということは、面積・体積などへの応用手段を獲得するというだけでなく、関数方程式を取り扱う領域への入場券を手にすることなる。この授業科目では、微分積分についての知識を前提とせず、大学レベルの微分積分を展開する。
難しいことが書かれてますね。さすが大学。
簡単にこの『入門微分積分』を説明するなら、
高校数学の微分積分+αを身に付けて、大学内容の数学や物理などに繋いでいく科目
というイメージで良いと思います。
高校数学レベルが怪しい方は…
いきなり『入門微分積分』に挑戦するのではなく、『初歩からの数学』から始めてみると良いと思います。
『入門微分積分』の平均点は?
単位認定試験の平均点は、
2017年度2学期で71.3点でした!
(合格点は60点)
平均点から難易度を考えると、
合格自体はそんなに難しくないはず。といった感じでしょうか。
(平均点と難易度についてはこちらでも書いてます。)
『入門微分積分』の難易度は?
私はこの科目を実際に受けましたが、
試験内容が高校レベルの数学が理解できてれば解けるような問題が多いのと、
過去問と似たような問題が多かったため、高得点で合格することができました。
『入門微分積分』の放送授業は見るべき?
特に全部見なくても、過去問を解けるレベルにしておけば試験合格はできるはずです。
『入門微分積分』の感想、まとめ
合格はそんなに難しくないと思います。
どうしても合格がしたいけど、試験で点数が取れそうにない人は、『初歩からの数学』を受講するか、高校内容の復習がおすすめです。
放送大学の放送授業だと、やはり大学レベルの講義になるので難しいことにも触れるし、理解が追い付かない人には退屈だと思うためです。
高校レベルの数学は大丈夫という方は、とりあえず過去問を解いてみて、苦手な問題があった場合はその分野の教科書の章末問題を解いて理解に繋げる、というのが合格への最短ルートです。
なめてはいけない
単位認定試験の合格自体は難しくありませんが、それは択一式の試験で証明問題が出しづらいことが大きな要因じゃないかなと思ってます。
ですので、「試験が解ける」 イコール 「講義内容を完全に理解している」は成り立たないと思います。
また、『入門微分積分』は 大学内容の数学や物理などに繋いでいく科目ですので、
ここでテキトーにやると、これの発展科目となる『解析入門』や『微分方程式』、
『非ユークリッド幾何と時空』などで苦しむことになりそうです。
じっくりと『入門微分積分』で基礎を固めましょう!!
微分積分学についてはマセマがわかりやすいと評判です。
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