今回は、放送大学の基盤科目である、『身近な統計』について書いていこうと思います。
『身近な統計』の概要
公式サイトから科目概要を引っ張ってきました。
科目の概要の調べ方はこちらを参考にしてください。
【講義概要】
高度情報化社会が謳われる中で、私たちの身の回りにはテレビや新聞・雑誌・インターネット等を通して多種多様な統計情報が溢れています。本講義では、統計の基本的な考え方、データの統計的活用の理論と方法を解説するだけではなく、諸種の統計情報が企業や行政の意思決定および社会・経済・自然現象の解明に具体的に活用されている事例を(VTR映像で)紹介します。また、更に具体的な理解を深めるため、身近なデータの表計算ソフトを使った簡単な分析方法も説明します。
この科目では、統計の考え方や基礎を実際に活用されている例も踏まえて学んでいきます。
印刷教材のまえがきの受け売りのような感じになりますが、
統計というものは、天気の降水確率や野球の打率といった日常生活で慣れ親しんでいるものから、
経済指標や金融情報といった専門的なものまで様々であり、
この統計情報を科学的な根拠とした意思決定が多く行われています。
私たちも、降水確率が高ければ傘を持ち歩いたり、打率が高いバッターが打席にいれば期待しますよね。
単位認定試験の平均点が低ければ一生懸命勉強したり・・。
様々な統計情報が存在する現代では、ビジネスや日常生活で意思決定を行うために統計を学ぶことが非常に大切になっていきます。
構成
第1回 論より数字、勘より統計
~私たちの身近で活躍する統計情報~
第2回 データのばらつきの記述(質的データ)
~度数分布表とパレート図~
第3回 データのばらつきの記述(量的データ)
~度数分布表とヒストグラム~
第4回 データのばらつきを数字でまとめる
~平均値・中央値と箱ひげ図~
第5回 ばらつきの大きさを測る
~シグマ(標準偏差)の活用~
第6回 格差を測る
~ローレンツ曲線とジニ係数~
第7回 不確実な出来事を確率で考える
~2項分布~
第8回 不確実な出来事を確率で考える
~正規分布~
第9回 統計を作る-部分から全体を知る
~標本調査~
第10回 調査結果の誤差を知る
~推定値と標本誤差~
第11回 標本から仮説の真偽を判断する
~統計的仮説検定の考え方~
第12回 データから関係を探る
~クロス集計表の読み方~
第13回 関係のパターンを読む
~相関関係と傾向線~
第14回 時系列データの分析
~変化の記述と将来の予測~
第15回 知識創造社会を支える統計
~全体のまとめ~
内容としては、高校でやる数学Bの「確率分布と統計的推測」+αくらいのレベルです。
『身近な統計』はどんな人が対象?
理系・文系、得意科目を問わず受けたい方みんなが対象の科目です。
全く数学が分からない方は「初歩からの数学」を受けておいても良いかもしれません。
『身近な統計』の単位取得難易度
では、『身近な統計』の単位を取るのはどれくらいの難易度なのでしょうか。
『身近な統計』の通信指導
通信指導は中間課題のようなもののことです。
通信指導については以下の記事を参考にしてください。
【放送大学】通信指導は難しい? 〇点とらないと落ちます。
『身近な統計』の単位認定試験の平均点
単位認定試験の平均点は、
2018年度1学期で68.5点でした!
2018年度2学期で69.8点でした!
(合格点は60点)
平均点だけで難易度を考えると、
少し難しめといった感じでしょうか。
(平均点と難易度についてはこちらでも書いてます。)
実際に受けてみて
印刷教材が結構分厚くて扱う範囲も広いのため平均点が低いんじゃないかなと思いますが、
出題される問題は、数学の学問としての「統計学」というよりは”教養としての統計”という感じなので、
「この用語の意味、わかりますか?」
「正規分布ってどんな特徴がありますか?」
「この統計情報からどんな判断ができますか?」
といった問題が多く、印刷教材や放送授業でサラッと学んでいればスイスイ解けちゃうんじゃないかなと思いました。
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